当サイトは、年々業績アップしている介護施設運営を運営するプライマリーグループ代表の梅澤伸嘉を塾長に迎え、「これから介護施設を立ち上げたいと思っている起業家」の方や、「現在介護施設を運営しているが運営が苦しい経営者」をサポートしプロデュースすることを目的とした団体です。
豪華なサービスでなく、毎日にちょっと花を添えるサービスを
群馬県伊勢崎市:こころの宿
株式会社 吉田の介護
代表取締役 藤生 伸也 氏
自分の理想とする介護をやるなら、今しかない
以前はシステム会社に勤めていたのですが、当時は仕事に対する達成感が得られませんでした。
仕事の成果が目に見える、「ありがとう」と言ってもらえる、そんな仕事に就きたいという思いがありました。
自分の思いが叶う仕事を模索している中、親戚が経営していた特養(特別養護老人ホーム)で、事務を手伝ってほしいと声をかけてもらったのです。
それが介護の世界へ入ったきっかけでした。
特養で6、7年勤めたころ、自分なりの介護のビジョンが見えてきました。
特別派手なことはしなくても、笑える会話をして、おいしい食事をして、お風呂に入ってさっぱりして―。
そんなシンプルな介護を好む方もいるのではないかと。その思いが独立のきっかけとなりました。
独立を決めた当時、“サービス付き高齢者向け住宅”の制度が始まったばかりでした。
国からも事業実施支援として、施設建設費用の一部を補助してもらえることになったのです。
これに背中を押され、「自分の理想とする介護をやるなら、今しかない!」という思いで独立に踏み切りました。
始める当時は利用者さまの心配。しかしその後は
独立時に大変だったことは、借入金の返済・入居者さまの獲得・職員の確保の3点でした。
施設の建設費は会社名義で借り入れているのですが、連帯保証人は自分になっています。
そのため借り入れに対する返済の不安が、常に頭から離れませんでした。
ですが建物が建ってしまえば、あとはやるしかありません。
なので病院やケアマネージャーさんなどのところへ、ひたすら営業に回りました。
入居者さまに関しては、どの事業所も立ち上げ時に心配することだと思います。
入居者さまがいなければ、何も始まりませんので…。
ですがひたすら営業に回った甲斐もあり、オープンから1年で満床にすることができました。
職員の確保に関しては、正直今も大変なところです。
施設の“新規オープン”となると、職員も惹かれるようで、募集を出せば応募の電話が鳴りっぱなしの状態でした。
しかし半年も経てば“新規オープン”と謳えなくなり、応募は極端に減りました。
施設オープンから日が経つと、認知度が上がることや口コミなどにより、入居者さまは増えていきます。
しかしそれとは逆に、職員は集まりにくくなってしまいます。
始める当時は職員の心配より、入居者さまを心配するものですが、半年ほど経つとそれが逆転してくるのです。
施設を運営している以上、職員に対する悩みは尽きないのだと思います。
だからこそ今働いている職員に、いかに快適で働きやすい環境を提供できるかを重視するようにしています。
施設オープンから5年目となりましたが、今一番難しいと感じているのはそういった人材の部分ですね。
職員の意見を尊重し、職員と共に
有り難いことに、ケアマネージャーや利用者さまから「増床してほしい」、「ショートステイをはじめてほしい」との声をいただきます。
しかしやりたい気持ちは大いにあるのですが、先ほども述べたように職員確保の不安がつきまといます。
ここまで施設の運営を行ってきて、集客するまでは上手くできる自信がついてきました。
ですが職員の確保に関しては、難しさを感じています。
何か新しいことを始めるとすれば、介護施設ではなく違うものを始めてみたいという気持ちがあります。
ただ始めるにしても、まずは職員の意見を聞いてからです。
「こういうことをやってみたい」、「ああいうことをやってみたい」という案を職員からもらい、共に新しいことを始めてみたいですね。
深刻な人材不足
とにかく働き手が足りないというのが、業界の第一印象です。
介護資格を保有していながら、介護職に就いていない方が多いのが現状です。
特に主婦層にそういった方が多いのではないでしょうか。
もともと介護職に就いていたものの、結婚や出産を機にリタイアしてしまったなど―。
そういう主婦の方に復帰してほしいと考えているのですが、なかなか上手くはいきません。
当施設ではダブルワークを可能にしていますが、もう一方の勤務先がダブルワークを禁止している場合がほとんどです。
主婦の方は勿論のこと、他の方にも働きやすい形態を提供できるよう、介護業界からさまざまな勤務形態を作っていけたらと思います。
『反省しても後悔しない』ことを念頭に
とりあえずは、スタートラインに立つべきです。
成功できるか?失敗しないか?と、不安になると思います。
しかし成功や失敗というのは、やった人にしか与えられません。
まずはやってみるべきです。
感じ方、得る満足感は人それぞれですが、必ずやってよかったと思うときがきます。
スタートすること事態は、そこまで苦ではありません。
ただスタートした後は、がむしゃらに努力するのみです。
スタート後には、想定していないことが次々と起こるもの。
それをいかに楽しみながら、乗り越えられるかが大切です。
私は『反省しても後悔しない』という言葉を、自身の座右の銘としています。
後悔とは、「がんばれなかった」「もっとできた」といった、余力に対して後悔が生まれます。
もし全力でやってできなかったのであれば、それは後悔ではなく反省になります。
ぜひ後悔しないよう、全力でやってほしいです。
何の知識もなく始め、成功するというのは難しいです。
それこそ梅澤社長の塾で学び、成功への努力をするのもいいと思います。
経験者からしか聞けない事実もあると思うので、ラブアップの存在は有り難いと思いますね。
介護の創業・再生・経営『 ラブアップ 』に相談してから業績向上した仲間たち