当サイトは、年々業績アップしている介護施設運営を運営するプライマリーグループ代表の梅澤伸嘉を塾長に迎え、「これから介護施設を立ち上げたいと思っている起業家」の方や、「現在介護施設を運営しているが運営が苦しい経営者」をサポートしプロデュースすることを目的とした団体です。
“相手を敬う”意味を込め、「恭しい(うやうやしい)」の「恭」を社名に
群馬県みどり市:訪問看護ステーション
株式会社 恭
訪問看護・リハビリステーション 恭
住み慣れた家で、家族と共に最期のときを
私の祖父は、自宅で看取った「在宅死」でした。
住み慣れた自宅で、長年連れ添った最愛の祖母の手をにぎったまま、最期のときを迎えました。祖父の「在宅死」が可能だったのは、訪問看護を利用していたからでした。
当時私は病院に看護師として勤めていたのですが、祖父の件を知ったとき、自宅で看取ることこそ“看護”の本来あるべき姿なのではないかと思ったのです。
その後、訪問看護をやりたい気持ちはずっとあったものの、なかなか踏み切れずにいました。ですが機会に恵まれ、独立に踏み切ったのです。
家族に看取られるというのは、本人にとって幸せなことだと思います。
病院でさまざまな制限を受けながら最期のときを迎えるよりも、亡くなる直前まで好きなことをさせてあげられ、
好きなものを食べさせてあげられるというのは、本人にも家族にも最善なのではないかと思います。
申請に関する知識、書類に右往左往
まず苦労したのは、保健福祉事務所に申請するための提出書類です。
何が必要で、どう書くのかが分からず苦労しました。また、会社を興すためには色々な方の力を必要とします。
そういう方々にどう質問をすれば、知識のない自分自身が理解できるのかも悩みました。
電話で確認する際にも、予め「ここを質問しよう」、「こう質問しよう」と考えたりもしました。
起業後に関しては、今後はプロとして見られていくので、完全なる知識を必要とされます。
しかしまだ分からないことが多々あるなか、その道のプロとして接しなければならないところに大変さを感じています。同じ看護業だとしても、訪問看護と病院勤務とは全く異なります。医療保険と介護保険では扱い方が違い、介護保険は独特の流れになっているので、まずそれを理解するのが大変です。
処置や技術などに関しては問題ないのですが、どこまでやっていいのかということにも頭を抱えます。
病院内には医師が在中しているのですぐに指示を仰げますが、在宅看護はその都度医師に電話で確認を取らなければいけないので、その部分にも難しさを感じています。
一歩を踏み出すことができず、悩んでいるとき
Rubupの営業担当である瀬川さんには、元々の知り合いであったこともあり、起業に関して前から相談をしていました。
でも一歩を踏み出すことができなく、どうしようかと悩んでいるとき、瀬川さんを通じて梅澤社長を紹介してもらいました。
それが梅澤社長に相談したきっかけでした。
まだ見ぬ不安に左右されることはない
自分が悩んでいたことが馬鹿らしくなるほど、梅澤社長から勇気をもらいました。
「頭で先に考えるよりも、実際にやっていってダメだったときに、改めて考えればいい」と言われたのが、自分の中で一番印象的でした。
そもそも人生も、そうあるべきなのかも知れません。やらなければ結果的に後悔するだけ。それならばやってみようと思えるようになりました。なんでこんなことで悩んでいたのだろうって考えた結果、それはやっぱりやっていないこと、努力していないことからきている不安でした。
「中村君が抱えている不安っていうのは、実際にまだ遭遇していない不安。遭遇していないのに不安に思う必要はない」、
「実際に起こってもいないことに不安を抱いて、何もできないというのはもったいない」
という言葉に背中を押されました。
現在の基盤をしっかりと
訪問看護と訪問リハビリとして開業したので、まずはこの基盤をしっかり作っていくことを目指しています。
今後法律の改正が行われ、介護保険の点数が変動したとしても、揺るがないくらいの地盤を作っていきたいですね。
しっかりとした地盤ができたあかつきには、入居系の施設も視野に入れたいです。
この先重症の方であっても、病院ではなく自宅や施設で看ていく時代になると想定されます。
そういった時代に合わせ、医療依存度の高い方も受け入れられるような施設を作りたいです。
知識や技術を身につけた介護士を
介護士さんのレベルを、もっと引き上げていかなければと思います。決して今の介護士さんが悪いという意味ではありません。
将来的に重症の方が在宅に溢れてくる時代が予測されるので、医療知識や医療技術を身につけた介護士さんが求められます。
現在でも、介護士でも痰が引けるようになったり、インシュリンを打てるようになったりという動きがあります。
介護士が技術を身につける研修費のための助成金もありますが、まだ十分とは言えません。
今以上に助成金が整備され、何でもできる介護士が増えてくれば、在宅での看取りもより身近なものになってくるのではないでしょうか。
また介護士、看護師、ケアマネージャーなどの職種によるプライドがぶつかり合い、業務の邪魔をしている現状があります。
この現状を取り払わなければ、利用者さんの為にはなりません。第一に優先すべきものは、利用者さんです。それぞれの職種がチームとして一丸になり、助け合い構築するのが本来の姿であるべきだと思います。
この現状を打破していきたいですね。
一人で悩まないことが大事
さまざまな介護施設が増えていますが、根底がしっかりしていないところは潰れてしまったり、想いが弱いところは生き残れなかったりという現状があります。
事業を始めるのであれば、しっかりとした志をもって、しっかりと基盤を固めてから始める方が、その後の為にもなり、利用者さんのためにもなると思います。
そして、一人で悩まないことも大事です。
介護制度などは本当に難しく、ひとりで理解しようとするのは厳しいです。
費用は掛かりますが、専門家の意見を聞くことをお薦めします。
やはり専門家はその道のプロなので、詳しいだけでなく、段取りも早いです。
全てをひとりでやる必要はありません。
私は起業後にRubupの創業塾を利用したのですが、とても良かったです。経営者として必要な知識を要約して学べ、為になりました。
こういった創業塾などを利用するも、ひとつの手だと思います。共にがんばりましょう!
介護の創業・再生・経営『 ラブアップ 』に相談してから業績向上した仲間たち