当サイトは、年々業績アップしている介護施設運営を運営するプライマリーグループ代表の梅澤伸嘉を塾長に迎え、「これから介護施設を立ち上げたいと思っている起業家」の方や、「現在介護施設を運営しているが運営が苦しい経営者」をサポートしプロデュースすることを目的とした団体です。
広い視野、礼儀、愛を持って人に接することができる人間を育成したい―
群馬県吾妻郡中之条町:通所介護施設
株式会社Pure Next
代表取締役 塚田 純次 様
命を救うことも大事だが、“最期の時間をプロデュースする”ことも素晴らしい
大学卒業時に一般企業に内定が決まっていたものの、「本当にこれでいいのか」、「もうちょっと人の役に立つことができるのではないか」と悩んでいました。
そんな時にたまたま地元に帰る機会があり、この先働くのであれば、地元で働き、地元に恩返しができるような仕事をしたいと考えたのです。その選択のひとつが看護師でした。
最初は救急の現場に憧れをもっていたのですが、業務をこなしていくなかで、高齢の方を看取ることが続いたのです。
さまざまな人の最期に立ち会う内に、自分がやっていることが正しかったのか、この人が本当に幸せな最期を迎えられたのかと、自問自答するようになりました。
そして、救急の現場のように人の命を救うことも大事だが、寿命を迎える人たちをステキに送りだすことも大事なのではないかという答えにたどり着いたのです。
これから高齢の方が増えるなか、より多くの人の為に“最期の時間をプロデュースする”ことも素晴らしいことなのではないかと考え、介護の世界へ転向しました。
4年経った今でも模索している
特に大変だったのは、金銭面と人材の部分でした。
人材というのは、人を集めることはもちろんですが、育成の面でも試行錯誤をしました。
起業し4年経った現在でも、人材育成や職員にどう喜んでもらえるかを模索しています。
職員に喜んでもらうと言っても、ただお給料や待遇を良くすればいいというわけではなく“やりがい”や“仕事を楽しい”と思ってもらえることを目指しています。
「あの施設で働いているってかっこいいな」、「うらやましいな」と思ってもらえるようにしたいですね。
また、相手を喜ばせることが、自分の喜びにできる人になってもらいたいです。介護とは、そういう仕事であるべきだと思います。
“人の最期を送りだす”という素晴らしい施設を
基本的には、最期の時を送りだせる施設を目指しています。人の最期を送りだすというのは、素晴らしい仕事だと思うのです。
『おくりびと』という映画がありましたが、それを観て感銘を受けましたね。
正直『おくりびと』を観たことで、この業界への踏ん切りがついた部分があります。
人には必ず寿命があるもので、それに携わることも大切な役割のひとつです。自分の役割は、まさにそれなのだと思っています。
人生の最期の時をいかに謳歌させられるか、いかに幸せに送りだせるか―。そういった施設を目指しています。
介護の技術、看護の知識などは二の次、「人間力」いちばん大事な業界
介護施設で働いているスタッフたちは、「施設」という狭い箱の中で終結してしまっているように感じます。
外の世界が見えていないため、どうしても“介護する”ということを、上の立場から見てしまう現象が蔓延してしまっています。
弱者と呼ばれる人たちをお客様にしているので、自分が上に立っているように錯覚してしまう人間が多いのでしょうか。
極端な話、どんな人間でも介護に携われてしまうのが現状です。
このことが、昨今の忌まわしい事件を引き起こしているように思います。
介護の技術、看護の知識などは二の次で、人としての人格がいちばん大事な業界なのに、それが一番欠けているのが今の介護業界です。
介護職とは、8割~9割は「人間力」が担っているもの。
サービスを販売する介護職は、買ってくれる側を満足させるのが仕事です。その意識をしっかり持ってほしいです。
私の施設で働くスタッフには、どこに行っても恥ずかしくない人間になってほしいと思っています。広い視野、礼儀、愛を持って人に接することができる人間になってほしいと―。
愛があればなんとかなる
みなさん置かれた状況が違うと思いますし、自分よりも優秀な方たちが多い中、自分が言うのもおこがましい気もします。
私からいえることは、「愛があればなんとかなる」ということでしょうか。
愛のある施設運営を、共に目指していきましょう。
介護の創業・再生・経営『 ラブアップ 』に相談してから業績向上した仲間たち